
ゆっくり腰を落ち着けたくなる席
目の前にはワッフル、窓からは柔らかな光。こうなると、急いで席を立つ理由が見つかりません。濃い色の木枠、光に向かって伸びる植物、テーブルに並ぶ絵柄の入った食器。ひとつひとつは控えめでも、重なると私の好きなマサラの空気になります。白いティーポットや布のティーコジーも、料理と同じくらいこの風景になじんでいます。ここにいる時間が好きだから、また来る。その理由を、ワッフルがさらに強くしてくれます。
家族で支える、お店の温かさ
厨房から客席まで、スタッフの多くを担っているのは、お店を営むご家族です。そのつながりも、私がマサラを特別に感じる理由のひとつ。料理を作る人と、それをテーブルへ運ぶ人が同じ家族だと思うと、安心できる温かさがあります。通うたびに魅力に感じるのは、料理だけではなく、部屋の雰囲気と、そこに個性を添える人たちを含めた時間です。家族経営という言葉だけでお気に入りになるわけではありません。マサラでは、それがほかの魅力と自然に重なっています。


食事として楽しむワッフル
甘いワッフルの前に、食事系にも触れておきたいと思います。私の一皿は、たっぷりの卵、トマト、葉野菜をワッフルで挟み、上には鮮やかなソース。別の一皿は、ワッフルの上にチーズや野菜などの具材を重ねたオープンスタイルです。デザートにたどり着く前から、選ぶ楽しみがあります。食事をしたい日にも、甘いものと休憩したい日にも応えてくれる幅の広さが、私は好きです。お腹をすかせて訪れるなら、まず食事系を見てみるのがおすすめ。これだけ具材がのれば、ナイフとフォークを手にする理由も十分です。

甘い一皿は、少し大胆に
そして、甘いワッフル。バナナとチョコレートの一皿は、上へ上へと楽しさが積み重なっています。バナナに囲まれたチョコレートアイス、その上にクリームとミント、全体を走るチョコレート。花柄の上品なお皿が、そのにぎやかさを受け止めています。別の日には、チェリーとアイスクリームが主役のワッフルを楽しみました。同じテーブルでも、目の前の一皿は違う。何度も通う楽しさは、この選択肢の多さにもあります。どれにするか悩むのも、ここではうれしい時間です。

紅茶にも、選ぶ楽しみを
紅茶も、きちんと時間をかけて選びたい存在です。写真のカップにはオレンジが浮かび、そばには白いポットと茶こし、布のティーコジー。紅茶のためにテーブルの一角がしっかり用意されている、その様子も私は好きです。公式メニューにはダージリンやアールグレイ、スパイスを使ったミルクティーが並び、コーヒーにも選択肢があります。ワッフルを選ぶのと同じくらい、飲み物にも迷ってみたい。マサラでは、この一杯もゆっくり過ごしたくなる理由になっています。
Taka’s Take:次に来る楽しみも残して
岐阜でマサラを訪れるなら、前後の予定に少し余裕を持たせたいと思います。食事でも、紅茶でも、ワッフルを目当てにしてもいい。私が惹かれるのは、料理と空間、家族で営むお店らしさが、無理なくひとつになっているところです。また来たい気持ちはもう決まっていて、メニューにはその先の楽しみがまだ残っています。岐阜のカフェをもう一軒知りたい方には、谷汲のCafé TEFの記事も。ここ岐阜市では、テーブルとティーポット、そして次のワッフル選びがあれば十分です。
